浅草・劇場にて
 

 荷風晩年の浅草ストリップ劇場通いは有名です。
 あの人嫌いの荷風が踊り子達との交流に、笑顔を
 見せている
のがなんとも愉快です。はじめ踊り子
 達は、荷風を有名な作家とは知らず、
写真好きの
 老人と思っていたようです。文化勲章を受けた後
 は色々報道されたせいか、自然と足が遠のいていき
 ました。この作品、舞台のソデから
踊り子を見つめ
 る荷風という図ですが、手前の踊り子の脚は造りもの
 ではありません。実際は人形との距離は30センチ
 ぐらいでしょうか。そして、何度も脚を上げたり下げ
 たりしてもらい、動きのあるぶれ加減を捜しました。
 この画面では判らないと思いますが、オリジナル
 プリントでは 網タイツの網目が、出ています。

 ポイントはライティングでした。