江戸川乱歩

 これは池袋にある乱歩邸内の土蔵で撮影した
 
もので、東京創元社の本格ミステリーベスト10
 の表紙撮影の際に撮影したなかの1カットです。
 ここは乱歩が書斎として使うつもりでいましたが、
 あまりに寒いので断念したという場所で、確か
 に足下から
寒さが沁みてきて、撮影翌日見事
 に風邪をひいてしまいました。
 土蔵内はミステリーはもとより、古今東西のあら
 ゆる文献が綺麗に整理されていて、乱歩の性格
 が良くわかります。
 母屋には乱歩の長男の平井隆太郎氏(立教大
 名誉教授)とその御家族がお住まいでしたが、
 邸内で撮影する機会があれば、と企んでいた事
 がありました。
 それは人形の乱歩と隆太郎氏の親子共演を撮
 影する事でした。そしてその時の撮影にあたり、
 二探偵の図にしようとモデルガンを手に入れ、準
 備していました。
 親子共演は快く承諾していただき、3カット程撮る
 事ができました。しかし、ピストルを構えてポーズ
 をとは最後まで言い出せず、ポケットにひそませ
 たリボルバーは結局出さず仕舞いとなりました。
 しかしその撮影は、人形の乱歩より隆太郎氏の
 ほうがお歳を召していて、なんとも愉快な撮影と
 なりました。

 
 
追記【蔵書調査完了】
 新保博久、山前譲両氏がが十年がかりで和洋約
 二万五千冊におよぶ書籍と雑誌を調査、全貌が
 あきらかに。

明治期以降の日本の書籍  七二〇〇冊
日本の雑誌  九二〇〇冊
海外の原書  二〇〇〇冊
海外の雑誌類  八〇〇冊
和綴じ本  五〇〇〇冊
自著  三七〇冊